Vim、それは選ばれし者の指で膨らむ奇跡のエディタ
ある者は清浄のエディタを咲かせ、ある者は毒のエディタを咲かせる
大エディタ時代、美しさを競いあう二つのエディタ
その名をVimとEmacsといった...
MacVimをインストールした。
quickrun, neocomplcache, surround.vim ... などなどのプラグインが気になってたので。
普段はemacsを使っているが、ここ一週間はVimで落ち着いている。
MacVim インストール
ここからダウンロードして、インストール。
GUIの方を使ってみるみる。
Vimのキーバインドには、しばしば<leader>というのが出てくる。
これはMacVimでは\(バックスラッシュ)に割り当てられている。
バックスラッシュは「Option(alt)+¥」で入力するのだが、これはちょっと面倒くさい。
なので、キー入力のマッピングの方を「¥」から「\」に変えることにした。
あとescを入力するのに小指を伸ばすのがちょっと億劫だったので、escを右⌘(Command)にもした。
キーのリマップにはKeyRemap4MacBookを使った。
以下の項目を変更。
- JIS (¥) to Backslash(\)
- Command_R to Escape
問題があるようなら対策を考える。
「お兄ちゃんは¥に縁がないから大丈夫だよ」「やかましい」
Vundle インストール
git cloneするだけ。簡単すぎて笑った。
(追記:インストールしたあとに知ったのだが、NeoBundleというのもあるらしい)
$ git clone https://github.com/gmarik/vundle.git ~/.vim/bundle/vundle
「.vimrc」にVundleの設定を追加する。
set nocompatible filetype off set rtp+=~/.vim/bundle/vundle/ call vundle#rc() " ここにプラグインを列挙 " Bundle 'Shougo/necomplcache' # 後述 filetype plugin indent on
プラグインのインストール
BundlerではGemfileにgem群を書く。
Vundleでは「.vimrc」にプラグインを列挙していく。
とりあえず「neocomplcache」「unite.vim」「vim-ref.vim」「vim-quickrun.vim」「surround.vim」をインストールしてみた。
" ここにプラグインを列挙 Bundle 'Shougo/necomplcache' Bundle 'Shougo/unite.vim' Bundle 'thinca/vim-ref' Bundle 'thinca/vim-quickrun' Bundle 'surround.vim'
設定ファイルにプラグインを列挙した後、「:BundleInstall」することでインストールが始まります(一度Vimを閉じる必要があるかも?)。
インストールが完了すると、Done!と出ます。Done!
neocomplcacheの設定として「.vimrc」に以下を追加。
設定の詳細についてはhttp://vim-users.jp/2010/10/hack177/をみるといいみたいですよ。
let g:neocomplcache_enable_at_startup = 1 # 起動時に有効化 let g:neocomplcache_enable_smart_case = 1 let g:neocomplcache_enable_camel_case_completion = 1 let g:neocomplcache_enable_underbar_completion = 1 let g:neocomplcache_min_syntax_length = 3
colorscheme - 色、テーマ
色が味気ないので「molokai」というテーマをインストールしました。
これもVundleからできます。Vundle万歳!
「.vimrc」
Bundle 'tomasr/molokai'
Vim上で「:BundleInstall」。
「.gvimrc」に設定追加。
" molokai theme set background=dark colorscheme molokai
vimshell インストール
vimshell、そんなものもあるのか。
ついでにvimshellをインストールしてみた。
vimshellはVim上でシェルできちゃうというもの。Vimはエディタです。
vimshellを動かすのにvimprocが必要になるのでそちらもインストール。
vimprocは、BundleInstall後に別途makeする必要があります。
「.vimrc」に追加。
Bundle 'Shougo/vimproc' Bundle 'Shougo/vimshell'
Vim上で「:BundleInstall」。
次にvimprocをmake。
$ cd ~/.vim/bundle/vimproc $ make -f make_mac # MacVim!
これでインストールが完了。
vim上で「:VimShell」するとシェルが立ち上がります。
その他設定
ちょっと触ってみて気になるところを変えてみた。
「.vimrc」
set number # 行番号 set nobackup # バックアップファイル作らない set smartindent # スマートインデント set tabstop=4 # タブ関連 set shiftwidth=4 # set expandtab # タブをスペースで
「.gvimrc」
set guifontwide=Monaco:h12 # フォント set guifont=Monaco:h12 set lines=45 # 縦幅 set columns=80 # 横幅 set guioptions-=T # ツールバー隠す
感想
GitHubとか使っちゃうあたり、Vundleから"モダン"な雰囲気が漂っています。
NeoBundle(作者はShougoさん)なるものもあるらしいので、そっちも試してみようかなぁなんて思っています。
quickrunがすごく便利でした。
ちょっとしたスクリプトを書く→実行って流れが、シェルに戻らずできるの良い。
そういえば、vim-quickrunでRubyのラムダ構文を実行したら謎のエラーが出た。
->(x) { x + 1 }.call(1)
これを実行すると、
/var/folders/nh/nhUeVY1YF70ejCARqfMkJ++++TI/-Tmp-/vRvtnds/2:1: syntax error, unexpected '>' ->(x) { x + 1 }.call(1) ^ /var/folders/nh/nhUeVY1YF70ejCARqfMkJ++++TI/-Tmp-/vRvtnds/2:1: syntax error, unexpected '{', expecting $end ->(x) { x + 1 }.call(1)
となる。
自分の環境のせいかもしれないのと、quickrunがどんな風にプログラムをしてるのかなどよくわかってないので、あとでちゃんと原因を調べてみるみる。
Vim楽しいね!
(強制まとめ)
いちおう
最終的な設定ファイル。
.vimrc
set nocompatible filetype off set rtp+=~/.vim/vundle.git/ call vundle#rc() Bundle 'Shougo/neocomplcache' Bundle 'Shougo/unite.vim' Bundle 'thinca/vim-ref' Bundle 'thinca/vim-quickrun' Bundle 'gtags.vim' Bundle 'surround.vim' Bundle 'Shougo/vimproc' Bundle 'Shougo/vimshell' Bundle 'TwitVim' Bundle 'altercation/vim-colors-solarized' Bundle 'tomasr/molokai' filetype plugin indent on set number set nobackup set smartindent set tabstop=4 set shiftwidth=4 set expandtab let g:neocomplcache_enable_at_startup = 1 let g:neocomplcache_enable_smart_case = 1 let g:neocomplcache_enable_camel_case_completion = 1 let g:neocomplcache_enable_underbar_completion = 1 let g:neocomplcache_min_syntax_length = 3 imap <C-k> <Plug>(neocomplcache_snippets_expand) # snippets的な何からしい smap <C-k> <Plug>(neocomplcache_snippets_expand) set splitbelow set splitright let $PATH=$HOME."/dmd2/osx/bin:".$PATH # quickrun - D lang
.gvimrc
set guifontwide=Monaco:h12 # フォント set guifont=Monaco:h12 set showtabline=2 set lines=45 set columns=80 set guioptions-=T # ツールバー消す set background=dark colorscheme molokai